皮膚癌

皮膚癌とは

皮膚癌のイメージ

皮膚癌は、大きく分けて表皮癌と悪性黒色腫(メラノーマ)の2種類があります。表皮癌は、癌のできる位置によって基底細胞癌と有棘細胞癌に分けられますが、いずれも高齢者に多く、進行が比較的ゆっくりで、転移もしにくいという特徴があります。

一方の悪性黒色腫の方は、その名の通り悪性度が高く、転移しやすい皮膚癌です。悪性黒色腫を切除せずに放置すると、リンパ節に転移することが多く、さらには脳や肝臓などの重要な臓器にも転移が広がっていきます。悪性黒色腫は、メラノサイトと呼ばれる、メラニン色素を作る細胞や、ほくろの細胞が癌化したものと考えられています。

皮膚癌は、皮膚にできるので発見しやすいものですが、ほくろと間違えやすいので注意が必要です。ほくろが急に大きくなる、ほくろの形がいびつで色にムラがある、ほくろから出血があるといった症状があるときは、皮膚癌を疑ってみる必要があります。

 

皮膚癌の治療

皮膚癌の治療には、外科療法、凍結療法、放射線療法、化学療法これらをうまく組み合わせておこなう集学的療法があります。

皮膚癌の外科療法

有 棘細胞癌は、腫瘍そのものだけを切除しても、再発や転移をおこす可能性があります。腫瘍のまわりの正常に見えるところを含めて、幅も深さも余裕をもって切 除する必要があります。手術によって皮膚や組織の欠損が大きくなった場合には、植皮術をはじめ、形成外科的な方法で傷を治します。

皮膚癌の凍結療法

凍 結療法は、液体窒素を使って癌組織内の温度が-20~-50℃になるように冷やし、癌細胞を凍結壊死させる方法です。浸潤のごく浅い皮膚癌はこの方法で治 療が可能です。凍結療法は、治療時や治療後の身体への影響の少ない方法です。このため、高齢者や手術が困難な方にも適した治療法です。

皮膚癌の放射線療法

放 射線療法は、皮膚癌の中でも有棘細胞癌によく効くといわれています。放射線療法にはいくつかの方法がありますが、X線や電子線を専用の器械を使って身体の 外側から照射する方法が一般的です。通常1回の照射は短時間で終わるため、放射線療法は通院しながら受けることができます。また、癌のできている部位に よっては、癌細胞が正常細胞に比べて熱に弱いことを利用した温熱療法を併用して、さらに治療効果が上がるようにすることもあります。

皮膚癌の化学療法

化 学療法は、ある程度癌が進行していた場合におこなわれます。ある程度癌が進行していた場合には、全身療法である化学療法が治療の中心とならざるをえませ ん。しかし、癌細胞を完全に殺し尽くすような化学療法は、皮膚癌では副作用が薬の効果を上回ってしまうためおこなわれません。

皮膚癌の集学的治療

集学的治療は、ひとつの治療法を選んで治療をおこなうのではなく、これらをうまく組み合わせて、もっとも効果が上がるような治療をおこないます。有棘細胞癌で、ある程度進行した癌の場合におこなわれます。

ほくろと皮膚癌

皮膚癌は、皮膚にできるので発見しやすいものですが、ほくろと間違えやすいので注意が必要です。ほくろが急に大きくなる、ほくろの形がいびつで色にムラがある、ほくろから出血があるといった症状があるときは、皮膚癌を疑ってみる必要があります。皮膚癌は、紫外線や刺激の強い化学物質との接触、放射線被曝などによって引き起こされる可能性が高いと考えられています。

また、火傷・ケガの跡などから発症することもあります。中でも、皮膚癌の原因として特に注目されているのは、太陽光に含まれる紫外線です。現在、皮膚癌は増加の一途をたどっていますが、これは高齢化に加え、オゾン層の破壊によって以前より多くの紫外線が多く地上に降り注ぐようになったためであると考えられています。ですので、皮膚癌を予防するためには、直射日光に当たる機会をできるだけ減らすことが必要であり、外出時には防止や長袖などで皮膚の露出を防ぎ、また日焼け止めを用いるのがよいとされています。

※皮膚癌の情報に関する注意:皮膚癌の情報にかぎらず、医療情報をホームページや書籍などでさがす場合、情報は1つに絞らないでください。また、これらの情報は、あくまでめやすと考え、予備知識として活用してください。実際の症状や治療法は各個人により異なります。ご自身の健康問題に不安のあるかたは、かならず専門の医療機関に相談してください。なお、当サイトの記述について、実際に起こった紛争等に関する一切の責任は負いません。予めご了承下さい。

肺癌胃癌や子宮癌が減少しているのに対し近年、急増している。とくに75才以上で増加が著しい。肺癌は、罹患率、死亡率は男性のほうが女性より高く、女性の3倍から4倍となる。