膵臓癌

膵臓癌とは

膵臓癌のイメージ

膵臓癌はかつて、日本ではあまりみられませんでしたが、食生活の変化にともなって増えています。膵臓癌は、慢性肝炎や膵石症、あるいは糖尿病などの関係があるとみなされるようになっています。膵臓癌は、難治とされる癌の一つです。原因は不明ですが、喫煙・飲酒の習慣があり、脂っこい食事を好む50~70才代の人に多く発病する傾向があるといわれています。

膵臓は胃や十二指腸、肝臓、脾臓、胆のうといった多くの臓器や門脈と呼ばれる大きな血管に隣接しているため、転移が非常に早く起こるという特徴があります。

また、膵臓癌は早期発見がきわめて困難な癌としても知られています。膵臓癌は、初期には自覚症状がほとんどなく、たとえ何らかの症状があったとしても、胃などの不調とカン違いされやすく、発見が遅れる傾向にあります。人間ドックに入って検査を受けても、膵臓癌は見落とされてしまうことがよくあるといいます。医療技術が進んだ現在でも、毎年2万人以上がこの膵臓癌で命を失っています。

 

膵臓癌の症状

膵臓癌の症状は、腹痛、体重減少、黄疸などの症状が特徴的です。そのほか、悪寒や嘔吐、下痢、便秘なども見られます。また頭部や尾部など、発生した部分で症状がちがいます。頭部の場合は、黄疸がよくおきます。尾部の場合は、腹痛、体重減少がよくおきます。しかし膵臓癌は、初期には、症状がほとんどなく、早期発見、早期治療が非常に困難なことが知られています。腹痛や背中の痛みを訴えることがありますが、これが癌発見につながらない場合が多いといいます。糖尿病の治療で、定期的に検査をうけている人は、発見されることが多いようです。

膵臓は、内分泌と外分泌の2つの機能をもっています。胃とせきついの間にあって、紡錘形にちかい形をしています。太くなっている十二指腸側は、頭部とよばれ、さきが細くなっている脾臓側は尾部とよばれています。膵臓癌のほとんどは、頭部に発生します。

膵臓癌の治療

膵臓癌の治療の基本となるのは手術です。手術を行なっても*15年生存率は10~20%と低く、しかも、1年以内に再発する率が非常に高いという特徴があります。膵臓癌の手術は、癌の広がり方によって、膵臓を部分的に切除する場合と、全部を摘出する場合とがありますが、膵臓を全部とってしまった場合、体内でインスリンというホルモンを作れなくなってしまうため、術後その人は糖尿病になります。ですので、膵臓を摘出した後は、生涯インスリンと、それから膵臓で作られる消化酵素を外から補わなければならなくなります。膵臓癌の化学療法には「ジェムザール」という抗癌剤などが有効とされており、これを手術のできない進行性膵臓癌の患者に投与することで、延命効果を上げています。

*15年生存率とは、癌の治療をはじめてから5年間生存している人の割合を示した数値のことをいいます。5年生存率は、癌の治療効果をみるときに、1つの指標となります。

膵臓のまわりには、重要な臓器があります。血管が多くあります。ですから、膵臓癌は、まわりへ侵潤したり、移転がおこりやすくなります。手術も難しく、死亡率の高い癌です。

※膵臓癌の情報に関する注意:膵臓癌の情報にかぎらず、医療情報をホームページや書籍などでさがす場合、情報は1つに絞らないでください。また、これらの情報は、あくまでめやすと考え、予備知識として活用してください。実際の症状や治療法は各個人により異なります。ご自身の健康問題に不安のあるかたは、かならず専門の医療機関に相談してください。なお、当サイトの記述について、実際に起こった紛争等に関する一切の責任は負いません。予めご了承下さい。

子宮癌は女性における発生頻度は胃癌に次いで2番目に多い癌だが死亡率は、年々減少してきている。これは集団検診や子宮癌検診で早期に発見される機会が増えたことによる。